スペイン語の音韻論は、スペイン語の音の仕組みを扱い、母音・子音・音節構造・アクセント・イントネーションなどを含みます。

全体的に規則的で学習しやすい音体系です。

1. 母音

スペイン語の母音は5つのみです。

母音 IPA 例

a /a/ casa

e /e/ mesa

i /i/ vino

o /o/ loco

u /u/ luna

特徴:

• 純粋母音で、英語のように二重化しない

• 母音の長短による意味の区別はない

• 発音が非常に安定している

2. 二重母音・三重母音

同一音節内で母音が結合します。

• 二重母音:ie(tierra)、ue(bueno)、ai(bailar)

• 三重母音:uai(Uruguay)

アクセントによって、分離するかどうかが決まります。

3. 子音

スペイン語には約19〜20個の子音音素があります。

主な特徴:

• b / d / g は位置によって音が変化

(破裂音 → 接近音 [β ð ɣ])

• r と rr の対立

r:はじき音 [ɾ]

rr:ふるえ音 [r]

• ñ /ɲ/:口蓋鼻音(niño)

• ll と y の区別が失われる方言(yeísmo)が多い

4. 音節構造

基本構造:

(子音)(子音)+母音+(子音)(子音)

母音で終わる音節が多く、明るくリズミカルな響きになります。

5. アクセント(強勢)

スペイン語は強勢によって意味が変わる言語です。

• hablo(話す)

• habló(話した)

基本規則:

• 語末が 母音・n・s → 後ろから2番目

• それ以外 → 最後の音節

• アクセント記号で例外を示す

6. イントネーションとリズム

• 音節拍リズムの言語

• 疑問文・平叙文・強調をイントネーションで区別

• Yes/No 疑問文では上昇調が多い